■ 2009-08-17
■ 「赤とんぼ」の3番の歌詞は、・・・
3 十五で 姐やは 嫁にゆき お里の便りも 絶え果てた
■ その姐やに、おんぶされて赤とんぼを見たのは、姐やが15才より若かった、というか、幼かった頃ということになる。
■ 子守を雇う程だから、それほど貧しかったわけではない。
■ 裕福な家柄だったかもしれない。
■ 高齢時の子だった可能性もある。
■ あるいは母親も働くほど忙しかった。
2 山の畑の 桑の実を 小籠に摘んだのは まぼろしか
■ 「桑畑」だから養蚕が盛んだった土地ということになる。
■ ナイロンが作られたのは1935年か、ストッキングに使われる。
■ その後、絹は合成繊維にとって替わられる。
■ 原料が変わっただけで繊維産業はその後も盛んだったが、・・・
■ 絹関連は衰退した。
■ 若くして故郷を離れ、都会で職付いたのか。それも昔のことだ。
■ 姐やが嫁にいったのもずっと昔のことだ。
■ 両親も亡くなり、一家も離散したか、「お里の便りも 絶え果てた」
■ 家族との楽しい思い出もなく、幼い日々の記憶が子守娘と見た夕焼けというのも寂しい限りだ。
■ そのときの心情を歌詞にしたのだろうが、言葉の中に時代背景がある。
■ 2番や3番の歌詞を歌わなくなったとしても、文字として残っている。
この歌詞では救われない。
日本人としては、忘れ去るべき歌かもしれない。
■ こんな風に書いた。
■ しかし、文字として記録されたからには、なくなることはない。
■ そんな時代があったのだ。
■ そういう人々の生活や心があったのだ。
■ だからこそ、逆に歌い続けて行くべきだ、とも言える。
■ というか、「べきだ」ではなく、歌われ続けるのだろう。
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