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■ 2011-03-05、08

■ 松尾芭蕉をあざといと評する人がいた。否定はしない。

■ まあ、そういうことだろう。

■ 処世術というか、・・・

■ 俳諧が芸術であるかどうかの議論は別にして、・・・

■ 「芸術」をやるためにも日々を生きてゆかなければならないということだ。

■ 「小利口」だからといって、彼をおとしめるわけではない。

■ いい句であれ、そうでない句であれ、・・・

■ 作品は作品として自立した存在であるなら、それを評価すればよい。

■ ただ、理解を深めるために、作者の人となりや、背景を知るのも悪くはない。

■ 知ることにより、客観的に眺められる場合もあるだろう。

■ 芭蕉は、奥の細道の旅に出る前に、家を処分した。

■ 一大決心をしたというふうにも考えられるが、・・・

■ あるいは帰ってこられるかどうかも分からない長旅であり、残す家族もいないのだから、・・・

■ そのまま放置するより他の人が住んだ方がよく、・・・

■ 路金の足しにしたのかもしれない。

■ お帰りになれば、それはそのとき、私がなんとかしましょうということもあったろう。

■ 芭蕉自身、住処にこだわることもない、自然の成り行きだったといえる。

■ 才能のあるものに金がなく、金があっても才能があるとは限らないのはよくあることだ。

■ 自分に創作する才能がなくても、才能を評価することはできる。

■ 社会的に成功すれば、心の余裕もでき、才能ある者を師匠と仰ぐこともできる。

■ 先生が活躍し、名をあげれば、誇りであり、満足感が得られるだろう。

■ できる範囲であれば、経済的援助を惜しむはずもない。

■ その人の弟子が自分であるのだから、師を持ち上げるのは当然だ。

■ 杉山杉風は松尾芭蕉の第一の弟子であり、経済的援助者だった。

■ 旅立つにあたって色々な杉風の心配りがみえる。

■ 住まいも用意し、天候も気にしている。

■ 杉風の人柄がわかる。

 

 

 

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