■ 2011-06-17
■ 仮名なら読めるのか、・・・
■ 先日の続き。
国立国会図書館貴重書展:展示No.47 徒然草−
■ 嵯峨本 ・・・ この頁にもあげたが、
■ 例えば、この書体。
■ 仮名の部分だけでも、すっと読めるのかというと、そうもいかない。
■ 印刷物だから、当時の普及書であっただろうけれど、現在、普通の人が、おそらく読めない。
■ 江戸時代は寺子屋での教育により高い識字率だったと言われている。
■ 現在の方が義務教育ということで、識字率はそれ以上に高い。
■ しかし、ざっと、150年〜400年前の本が読めない。
徒然草 - Wikipedia 1331年頃
江戸時代 - Wikipedia 1603-1968年
■ 徒然草は鎌倉時代、鎌倉時代と江戸時代の隔たりと、江戸時代と現代の隔たりを考えてみるといい。
■ いくらでもある。
■ 川柳といった庶民文化、読めないから、理解も十分にできない。
■ 江戸300年の太平の世などという。
■ その平和な世界が理解できない、ということだ。
■ 比較すると、現代の方が全体的には文化としては上かもしれないが、・・・
■ 個々人の生活でいえば、江戸時代の方がずっと幸せだったかもしれない。
■ 宵越しの銭は持たねえ、なんてことで生活できたのだから、悪くはなかったのではないか。
■ そういうことだろう。
■ 要するに、文化的に断絶している。
■ なぜ、そうなってしまったのか。
■ 人為的に、漢字交じり文を捨てて仮名だけにすると、50年もすれば過去の本が読めなくなるだろう。
■ 文字の読み書きが文化の基だということに関して、今でも、どうかな、・・・
■ ついでに、・・・
キリシタン版 - Wikipedia
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