■ 2011-09-01
■ 本の題名
■ 中里介山の大菩薩峠の机龍之介の名前は誰もが覚えやすいように「机」にした。
■ 柴田練三郎は同様に眠狂四朗とした。「眠」とは考えたものだ。
■ これらは主人公の名だが、・・・
■ そういう視点、つまり、読んでもらおうという視点だ。
■ 夏目漱石の「こころ」、この題名なら、内容はともかく、読んでみようという人は、時代を問わず、多いのだろう。
■ 誰にも共通する言葉だからだ。
■ 先日再読した、井上靖著、猟銃、この題名は誰もが親しみを覚えるものではない。
■ これを、・・・
手紙
■ と改題すると、継続的に売れると思う。
■ 「手紙」という題名でもおかしくはない。
■ 夏目漱石著、こころ、と同様の問題を扱っている、という風にも言える。
■ 人の「こころ」の問題だ。
■ 新潮文庫の売れ筋をとりあげた記事をみて、そう思った。
■ サガン著、「悲しみよこんにちは」、これは非人間的なひどい内容の本だが、題名で売れるのだろう。
■ フランソワ・サガン、悪女
中里介山 - Wikipedia
大菩薩峠 (小説) - Wikipedia
柴田錬三郎 - Wikipedia
眠狂四郎 - Wikipedia