岩波文庫、中村元、紀野一義、訳注、般若心経
・・・ 「物質的存在は互いに関係し合いつつ変化しているのであるから、現象としてはあっても、実体として、主体として、自性としては、捉えるべきものがない。これを空という。」
お経
如来
菩薩
ヒマラヤの詩
空虚の空
眺めせしまに
ことば、や、おこない
出家
理解と誤解、さて、・・・
亦復如是
「こだわらない」
「空・クウ」は「空・カラ」
仏教
■ 2012-03-09
■ もう一度、ここにあげてみよう。
色空空性是色
色不異空、空不異色、
色即是空、空即是色。
受・想・行・識 亦復如是。
@ 色 (物質的)現象、色・形
A 受 感覚、感受
B 想 表象
C 行 意志
D 識 知識、認識
■ @とA、B、C、Dを同等に扱っている。
■ これらが「空」であるとしているので、・・・
■ 「空」の意味を考えるとき、「色即是空、空即是色」、ばかりでなく、他も並べ置き、・・・
色即是空、空即是色
受即是空、空即是受
想即是空、空即是想
行即是空、空即是行
識即是空、空即是識
■ これらを声に出してみればいい。
■ こうしたとき、・・・
岩波文庫、中村元、紀野一義、訳注、般若心経
・・・ 「物質的存在は互いに関係し合いつつ変化しているのであるから、現象としてはあっても、実体として、主体として、自性としては、捉えるべきものがない。これを空という。」
■ この説明で十分とは思えない。
■ 「色即是空、空即是色」についての説明にとどまっているようだ。
■ 試みに、解釈する。
■ @、A、B、C、D、は、即ち人間の行い、あるいは、@、A、B、C、Dをなす人は定まったものではない。
■ 人と人、人間という他者との関係において、さらには、地球環境も含めて、社会的に存在する。
■ 従って、個人としての人のなすこと、@、A、B、C、D、は絶対的なモノではない。
■ 相対的なモノである。
■ 即ち、人自体は「空」である。
■ 人という身体は本来赤ん坊のように「空」であるから、「空」を満たすようにしなければならない。
■ このように解釈すると、納得できる。