■ 「この一冊でわかる・20世紀の世界文学」という、雑誌の古い特集号がある。
■ たった、厚さ3.5cmで分かれば、楽なもんだ。
■ しかし、まあ、その程度かもしれないのだが、・・・
■ 分からなくてもいい。
■ 読みかけで放り出していた。
■ ところが、また、ちょっと、思い出した。
■ ヘミングウェイも取り上げられている。
■ 「殺し屋」だ。
■ ボクは、別に、「殺し」が好きなわけではないが、・・・
本作品では、心理描写を排し、目に見えるものの核心だけを書くことで、作品世界を確立しようとしたこの作家の姿勢がはっきり見て取れる。
■ ・・・、そういうことだ。
■ 心理的術策を延々と書かれると嫌になるが、このスタイルは悪くない。