■ 池波正太郎著、「鬼平犯科帳」、「剣客商売」、「仕掛人・藤枝梅安」、・・・
■ これらには、悪党や殺しが多く書かれている。
■ しかし、「悪」や「殺し」自体を主題にしたものではない。
■ 後味は、必ずしも悪くない。
■ ・・・
■ 梅雨空を、ブラインドの隙間から覗いて、
■ (やれやれ、また雨か、・・・)、と呟いて、書斎の椅子に腰を下ろした。
■ ならば、・・・
■ (鬼平犯科帳でも読むか、・・・)、と、たった今、本棚から取り出してきた本を眺めた。
■ 文庫本になった、鬼平犯科帳、には幾つかの話がある。
■ それを、ぱらぱら、見ていたが、・・・
■ (これは、読んでなかったやもしれぬ)、そんな気がした。
■ なら、その方が好都合である。
■ そうして、・・・
■ しばらく、ページに集中した。
■ ふと、顔をあげると、光がさしている。
■ 切りのよいところで、本を閉じ、散歩に出た。
■ 先日、新聞広告で目にした、「わが青春のアメリカ映画を旅する」、・・・
■ ・・・、そんな特集のある、雑誌が頭にあった。
■ 広告には、インターネットアドレスが記されていたので、確かめたが、・・・
■ 手にして見た方がよさそうだ、と思ったからだ。
■ 手にして、・・・
■ (なんだ、・・・)、と思った。
■ 購入するほどではなかった。
■ 帰宅後、続きを読んだ。
■ 夕食まえには、読み終えていた。
■ 読み易い。
■ 夕食も、うまく感じられるような気がした。